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2023/05/05 07:00

ヌメ革は、タンニンなめしをしたままの革、また革を加工する際に表面の凹凸感を出さずに、そのままの状態で染色することで、素材本来の風合いや質感を残した革のことを指します。

ヌメ革は、表面に保護加工を施さないため、天然皮革本来の味わいや柔らかさ、風合いをそのまま残しています。また、ヌメ革は摩擦や摩耗に強く、使用するほどに経年変化が楽しめるという特徴があります。

ヌメ革は、主にアイテムごとに異なる革質が用いられます。例えば、牛革や豚革、羊革、馬革などがあり、それぞれに異なる風合いや柔らかさ、質感を持っています。また、染色の方法によっても異なる風合いが出るため、使い方や好みに合わせて選ぶことができます。

一般的に、ヌメ革は革本来の風合いを活かしたい、天然素材を使ったものを選びたい、または経年変化を楽しみたいという方におすすめです。革製品としては、バッグや財布、靴、ベルトなどに使われることが多く、特にカジュアルな雰囲気のアイテムによく似合います。

ただし、ヌメ革は素材の特性上、染料の飛びやシミ、湿気による変色、水濡れによる変形や硬化などが起こりやすいため、保管やお手入れには注意が必要です。専用のクリーナーやコンディショナーを使って定期的なお手入れを行い、風通しの良い場所で保管することが大切です。